平面の設計図が立体へと変わる楽しさ。CG業界とは無縁だった前職の経験が活かされています。 平面の設計図が立体へと変わる楽しさ。CG業界とは無縁だった前職の経験が活かされています。

第二制作部 3Dキャラクターデザイナー
D.W.
2015年入社

今携わっている仕事、そのやりがい

第二制作部の仕事はゲームに登場するキャラクターのモデリングです。イラストなど、いわば設計図のようなものをもとにキャラクターを3Dに加工していきます。実は、僕はもともと工業高校を卒業後に自動車関連の製造業の現場で働いていました。その時は、図面をもとに部品などを作っていたのですが、モデリングの仕事も同じで、平面の図面をもとにして造形する仕事なのだと感じますね。これまでに『ファンタシースターオンライン2』や某有名アクションゲームで、モデリングを担当したのですが、それぞれ世界観が全く異なります。僕はリアルな世界観の作品が好きなので、作っていても楽しいし、やりがいも感じられますね。

※大型未発売タイトル

経験を積んで身についたスキル

モデリングに使うソフト自体は学校で使っていたものと同じですから、学校できちんと勉強して自分で作品を作っていればその技術は仕事でも活かせると思います。ただ、仕事と勉強の決定的な違いは、求められる作業スピードです。学生時代は時間がかかっても自分が納得できるものが作れればいいわけですが、仕事となるとそうはいきません。作って終わりではなく、確認してもらってフィードバックをいただいて、それをもとに修正して作り込んでいくわけですから、作業は早いほうがいいに決まっています。クオリティの高いものを作るのは当然のことで、クオリティの高いものをより早く作ることが大切だと痛感しましたね。

職場の環境、働きやすさ

入社して何年かは本社でスキルアップの時間があります。そして一通り作れるようになったと判断されれば、お客様のところへ出向いて仕事をする機会があります。全く知らない環境の中で仕事をするわけですから、ちょっと大変だなと感じるかもしれません。しかし、僕は個人的にはどんどん出向したほうがいいと思います。別の会社で仕事をすると勉強になりますし、人脈も広がります。それはきっと、僕自身の財産になるはずですからね。

今、夢中になっていること

僕は小学校3年生の頃からもう20年くらいモトクロスに乗っています。ですから今も週末になると走りに行ったり、レースに参加したりしているんです。自然を感じながらジャンプしたり、ギリギリまでコーナーを攻めたりしているといい気分転換になるんですよ。あとは作品作りですね。学生時代に就職のために始めた自分のポートフォリオ作りを、仕事をするようになってからもずっと続けています。作品を作り続けることでスキルアップにもなりますし、次の仕事にもつながっていくと思うんです。

エントリーする方々へ

僕はもともとCG業界とは無縁の自動車関連の製造業で働いていました。平面の設計図をもとに立体の部品を造形していく仕事自体は好きだったのですが、いかんせん労働環境が厳しくて転職をしようと決めたんです。そこからCGに興味を持ち、そのなかでもモデリングに傾倒してモデラーになりました。僕のような経歴は珍しいと思いますが、アバンという会社には優しくて魅力的な人がたくさんいます。ワンフロアなので他部署の方とも顔を合わせますし、社内の人を紹介してくれる面倒見のいい先輩もいます。分からないことがあって当然なので、なるべく自分から積極的に質問するのがいいと思いますね。